変動金利がまた上がった今、住宅ローンとどう向き合うか
岡FP事務所の岡です。
最近、ご相談の中で「変動金利がまた上がったみたいで不安です」というお声を続けて頂くようになりました。実際、日銀は2026年6月16日、政策金利を1.0%まで引き上げました。これは約31年ぶりの水準です。今40代以下の方のほとんどは、金利がここまで上がる住宅ローン市場を経験したことがありません。
なぜ今、日銀は利上げを続けているのか。背景にあるのは「賃金と物価の好循環」です。2026年の春闘では、大企業から中小企業まで3年連続で歴史的な高水準の賃上げが実現しました。日銀が長年、利上げの前提条件としてきたこの循環が、想定通りに実現しつつあります。あわせて、資源高や円安による物価上昇が2%の目標を大きく超えて上振れするリスクへの警戒もあります。
市場では10月・12月にも追加の利上げが行われ、最終的には1.5〜2%程度まで政策金利が上がるという見方が多く出ています。つまり「今回だけ我慢すればいい」という話ではなく、これから数年かけて「金利のある時代」に本格的に移っていく、その入り口に私たちは立っているということです。9月にはメガバンク各行が変動金利を引き上げる動きも出ており、固定金利(10年固定・フラット35)も同時に上昇しています。
今回は、この入り口で、住宅ローンと保険の両方に関わる立場から、一般論ではなく「あなたの場合に置き換えるとどうなのか」を軸に整理してお伝えします。
その金利上昇、あなたの返済にはいくら影響するか
「金利が上がる」と言われても、実際どれくらいの負担増になるのか、数字にしてみないとピンとこないと思います。次はあくまで一つのモデルケースですが、感覚をつかむために試算してみます。
金利が1%上がるだけで、年間約19万円、35年間で総支払額に大きな差が生まれます。「自分の借入額・年数だとどうなるのか」は、無料相談で実際に計算いたします。
変動と固定、これから借りるならどちらか
「結局どちらがいいんですか」というご質問を本当によくいただきますが、正直に言うと、これは世帯年収や返済期間、他の資産状況によって変わるため、一概には言えません。
ただ、判断の軸としてお伝えしているのは次の2点です。あなたの家計に当てはめて、ひとつずつ確認してみてください。
この2つが数字で確認できていれば、変動・固定どちらを選んでも大きな失敗にはなりにくいというのが、これまで住宅ローンのご相談に携わってきた実感です。
団体信用生命保険(団信)があるから、保険は減らしていい?
住宅ローンをご検討中の方から、もう一つよくいただくのが「団信に入るから、生命保険は減らしていいですよね?」というご質問です。
結論から言うと、半分正解で半分注意が必要です。団信がカバーするのは、あくまで「住宅ローンの残債」だけです。例えば借入3,500万円の方が万一の場合、団信でローンは完済されますが、遺されたご家族の生活費や、お子様1人あたり文理問わず1,000万円前後かかる教育費は、団信では一切カバーされません。ここを整理せず「団信があるから」で生命保険を減らしてしまうと、いざという時に必要な保障が不足するケースがあります。
住宅ローンを組むタイミングは、団信によって必要保障額が変わる、まさに保険を見直す絶好の機会でもあります。ローンだけを見るのではなく、保険とセットで一度整理してみることをおすすめします。
すでに変動金利で借りている方へ
「もう借りてしまったから今さら」と思われるかもしれませんが、今からでも確認できることがあります。
特に3つ目の借り換えは、諸費用がかかるため「金利差が一定以上ないと得にならない」という判断が必要です。感覚ではなく数字で比較することが大切です。
奈良で家を建てた・建てる予定のみなさまへ
奈良市や生駒市近郊では、この数年で注文住宅を建てられる共働き子育て世帯のご相談を数多くお受けしてきました。住宅ローンは金額が大きいだけに、教育費や保険とのバランスを崩しやすいテーマでもあります。
「この金利で、この先の教育費も本当に大丈夫なのか」という不安は、多くの場合、あなたの世帯の数字でキャッシュフロー表を作ってみることで解消できます。
まとめ
「うちの場合は実際いくらになるのか」を数字で確認したい方は、無料相談でキャッシュフロー表を一緒に作成いたします。何度でも無料ですので、お気軽にご相談ください。

奈良市生まれ・在住。相談実績800件以上、生命保険28社・損害保険13社から比較できる独立系FP。「守りは掛け捨て保険、攻めはNISAで最大効率に」をモットーに、子育て世帯のお金の悩みに寄り添う。自身も小学生の娘を持つ一児の父。
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記事内の3,500万円のモデルケースは、あくまで一例です。ご自身の借入条件でのキャッシュフロー表を、無料相談で一緒に作成します。











